特定保健指導

生活習慣病の中で「内臓脂肪型肥満」を伴う「糖尿病」「脂質異常症」「高血圧」は、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる病気を引き起こす可能性が大きくなります。
40歳以上の被保険者・被扶養者に対して、メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病予防のための健診が実施されています。
生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が期待できる方に対して、生活習慣の見直しをサポートするのが特定保健指導です。
医師・保健師などが対象者とともに対象者個人の生活習慣を振り返り、食事や運動など個別の行動目標を設定し、行動目標を達成するためにサポートを行います。

内臓脂肪がたまると、高血圧、脂質異常、高血糖を招いて、
血管が傷ついていき、動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化が進行すると、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病合併症といった臓器障害につながり、
これまでの生活ができなくなってしまいます。

特定保健指導では

食生活や運動の状況をお聞きして、無理なく内臓脂肪を減らし、生活習慣病になるリスクを減らす計画を一緒に考えていきます。

特定保健指導対象者

STEP
01

〈内臓脂肪蓄積に着目してリスクを判定〉

・腹囲	男性85cm以上・女性90cm以上	→　（1）
・腹囲	男性85cm未満・女性90cm未満だが、BMI25以上	→　（2）
・腹囲　男性85cm以上・女性90cm以上　→　（1）
・腹囲　男性85cm未満・女性90cm未満だが、BMI25以上　→　（2）

STEP
02

【1】血糖	空腹時血糖100mg/dl以上、またはHbA1c5.6％以上
【2】脂質	中性脂肪150mg/dl以上、またはHDLコレステロール40mg/dl未満
【3】血圧	収縮期血圧130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上
【4】喫煙歴	【1】～【3】のリスクが一つ以上ある場合のみカウント
【1】血糖　空腹時血糖100mg/dl以上、　またはHbA1c5.6％以上
【2】脂質　中性脂肪150mg/dl以上、　またはHDLコレステロール40mg/dl未満
【3】血圧　収縮期血圧130mmHg以上、　または拡張期血圧85mmHg以上
【4】喫煙歴　【1】～【3】のリスクが一つ以上ある場合のみカウント

STEP
03

（1）の場合	【1】～【4】のリスクのうち該当が	2つ以上	積極的支援
		1つ	動機づけ支援
（2）の場合	【1】～【4】のリスクのうち該当が	3つ以上	積極的支援
		1つまたは2つ	動機づけ支援
（1）の場合　【1】～【4】のリスクのうち該当が　2つ以上　積極的支援　/　1つ　動機づけ支援
（2）の場合　【1】～【4】のリスクのうち該当が　3つ以上　積極的支援　/　1つまたは2つ　動機づけ支援